アングロ・アラブ[種](読み)アングロアラブ

百科事典マイペディア 「アングロ・アラブ[種]」の意味・わかりやすい解説

アングロ・アラブ[種]【アングロアラブ】

ウマの品種名。アラブ種サラブレッド種交配に基づいて,各地で作り出され,シャギア・アラブ,テルスキー,イスパノ,プレベンなどがある。体高約160cm。優秀な乗用馬,競走馬
→関連項目アラブ[種]ウマ(馬)

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世界大百科事典(旧版)内のアングロ・アラブ[種]の言及

【ウマ(馬)】より

…日本には1907年に小岩井農場に輸入されて以来たびたび輸入されている。(3)アングロ・アラブ種Anglo‐Arabアラブ種の強健性とサラブレッド種の軽快性を兼ねさせる目的で両者を交配した雑種で,アラブ種の血量が25%以上のものをいう。フランス産のものが有名だが,日本の乗馬改良にはハンガリー産の本種(ギドランGidran)の果たした役割は大きい。…

【競馬】より

…しかし馬の競走能力の遺伝に関しては,他のさまざまな要素の入り込む余地があり,この血統を背景にして行われるサラブレッドの生産についてはまだ科学的な決め手が見つかっていないのが現状である。
[品種]
 日本と外国では分類のしかたに多少の違いがあるが,日本の中央競馬で行われるサラブレッド系の平地,障害競走,アラブ系の平地競走に使用されるのは日本軽種馬登録協会に登録されるサラブレッド(略称,サラ),サラブレッド系種(サラ系),アラブ(アラ),アングロ・アラブ(アア),アラブ系種(アラ系)の5種類である。このうち純血アラブは日本では絶無の状態だが,アングロ・アラブ,アラブ系種はいずれもアラブの血量が25%以上,サラブレッド系種はそれが25%未満という基準に従っている。…

※「アングロ・アラブ[種]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」