アングル・ヌック(英語表記)angle nook

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アングル・ヌック」の意味・わかりやすい解説

アングル・ヌック
angle nook

建築用語。中世スコットランドの石造住宅で壁面から外に突出する形の暖炉を造り,その側方に設けた腰掛け部分をさす。炉火 Ingle (スコットランド語) に由来する言葉で,イングル・ヌーク Ingle neukとも呼ぶ。くぼみ (アルコーブ) を室内に向けて開けることにより,付属的で親しみやすい空間が生れる。ウェールズ地方でも普及した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android