知恵蔵mini
「アッバス・キアロスタミ」の解説
アッバス・キアロスタミ
映画監督。1940年6月22日、イランの首都テヘラン生まれ。テヘラン大学卒業後、テレビCM制作者などを経て、70年に映画監督デビューした。実験的な手法で知られ、79年のイラン革命後も同地にとどまりイランを代表する監督となる。87年の「友だちのうちはどこ?」で脚光を浴び、97年の「桜桃の味」でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを、99年の「風が吹くまま」でベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞した。日本との関わりは深く、2003年に映画「5 five~小津安二郎に捧げる~」を製作、12年には日仏合作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」で主役の日本人男性を公募し奥野匡、高梨臨、加瀬亮らが出演している。日本・イランの文化交流への貢献により13年に旭日小綬章を受章した。16年7月4日、がんによる闘病の末、死去。享年76
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例