アシナガアリ(読み)あしながあり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アシナガアリ」の意味・わかりやすい解説

アシナガアリ
あしながあり / 脚長蟻
[学] Aphaenogaster famelica

昆虫綱膜翅(まくし)目アリ科に属する昆虫。日本各地に分布する。体長は働きアリで約7ミリメートル。体は暗褐色で、点刻や皺刻(しゅうこく)が弱く、体毛も少ないため強い光沢がある。体は著しく細長い。脚(あし)も細長くこの名がついた。林や神社境内などの湿っぽい場所に生息し、おもに石下などに営巣する。やや小形の近縁種ヤマアシナガアリも日本各地に分布する。

[山内克典]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android