よくせき(読み)ヨクセキ

デジタル大辞泉 「よくせき」の意味・読み・例文・類語

よく‐せき

[副]他に方法手段がないさま。よくよく。
「―困ってくれば、時と場合で女郎さえする人もあるもんだで」〈秋声足迹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「よくせき」の意味・読み・例文・類語

よく‐せき

[1] 〘副〙 =よくよく(善善)(一)
浮世草子・宇津山小蝶物語(1706)四「よくせき思ひ閇たと見えました」
[2] 〘形動〙 =よくよく(善善)(二)
※歌舞伎・芽出柳緑翠松前(1883)五幕「親切は有難いが、親分子分間柄で斯う言ひ出すはよくせきだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android