百科事典マイペディア 「ようじ(楊枝)」の意味・わかりやすい解説 ようじ(楊枝)【ようじ】 楊子とも記。歯につまったよごれを掃除するのに使用する具。太針ほどの木片からなる爪(つま)ようじが普通で,もと楊柳(ようりゅう)を材料としたための名という。スギ,タケなども用いられるが芳香を放つクロモジが使われるところから〈くろもじ〉とも呼ばれる。総(ふさ)ようじは5寸前後で先端をくだいてふさ状とし歯をみがくのに使用されたが,歯ブラシの普及した今日ではまったく見られなくなった。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報