ぽっぽっ

精選版 日本国語大辞典 「ぽっぽっ」の意味・読み・例文・類語

ぽっ‐ぽっ

〘副〙
湯気が立ちのぼるさま、火が燃えて炎が立つさまなどを表わす語。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「あたまからぽッぽッとゆげをたてて」
② あつくなるさま、徐々に温かくなるさまを表わす語。
火事の夜まで(1923)〈今野賢三〉「雪のなかに晒(さら)してゐる面や耳がポッポッとほてってくる」
③ 鳩の鳴く声を表わす語。
汽車が煙を出して走るさまを表わす語。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の人生観「汽車がポッポッと煙を吐いて走るのが」

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