へばり付(読み)へばりつく

精選版 日本国語大辞典 「へばり付」の意味・読み・例文・類語

へばり‐つ・く【へばり付】

〘自カ五(四)〙
① べったりと物がくっつく。こびりつく。ねばりつく。
俳諧続猿蓑(1698)秋「松茸や知らぬ木葉のへはりつく〈芭蕉〉」
② ずっとある物のそばにいる。いつもある人に寄り添う。くっつく。
※歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)二幕「揚巻には、助六といふせんびり虫がへばり附(ツ)いて居るゆゑだ」

へばり‐つ・ける【へばり付】

〘他カ下一〙
ぺったりとくっつける。張りつける。
※雑俳・机の塵(1843)「たたきたて・うんなり板へへばり付け」
② ずっとそばにいさせる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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