のとろに

精選版 日本国語大辞典 「のとろに」の意味・読み・例文・類語

のとろ‐に

〘副〙 (「のどろに」とも)
① 度を過ぎているさま、また、際限のないさま、はてしないさまを表わす語。むやみに。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
※雑俳・寄太鼓(1701)「桃の花見るとのとろに腹がへる」
② あちらこちら。あたり一面に。
※玉塵抄(1563)一四学問所学校もたえてくづれかきもなう、のとろにあらわれてみえたぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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