なじょ

精選版 日本国語大辞典 「なじょ」の意味・読み・例文・類語

なじょ

連語〙 (「なじょう(何)」の変化したもの)
① 何という。いかなる。また、何というもの。
※俳諧・犬子集(1633)五「あれはなちょ白きはそよや白頭花
② 「に」「と」を伴って副詞のように用いる。何として。どうして。なぜ。
※古文真宝彦龍抄(1490頃)「兮字はなじょにと剪て置字也。下を起す也」
歌謡山家鳥虫歌(1772)下・肥前「藪の中のきちきちぼうずはなじょと鳴くぞ、親がないか子がないか」

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