どんどり

精選版 日本国語大辞典 「どんどり」の意味・読み・例文・類語

どんどり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 重く濁っているさまを表わす語。どろどろ。
※天理本狂言・附子(室町末‐近世初)「中に、どんどりとして、いると云」
洒落本列仙伝(1763)「みづから売りもひるまず、どんどりやかましう言はれな」
③ 目つきなどが、濁ったり、うるんだりしているさまを表わす語。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中「ドンドリとしたる眼を見開ひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報