と寄る(読み)トヨル

デジタル大辞泉 「と寄る」の意味・読み・例文・類語

と‐よ・る【と寄る】

[動ラ四]ちょっと立ち寄る。
白波の立ちながらだに長門なる豊浦の里の―・られよかし」〈後拾遺・雑六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「と寄る」の意味・読み・例文・類語

と‐よ・る【と寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「と」は接頭語 )
  2. しばらく立ち寄る。また、寄り集まる。
    1. [初出の実例]「白波の立ちながらだに長門なる豊浦(とよら)の里のとよられよかし〈能因〉」(出典後拾遺和歌集(1086)雑六・一二一六)
  3. ちょっと近よる。また、近よる。
    1. [初出の実例]「ちかからぬほどにものしけるを、とよれとの給に」(出典:高藤公絵詞(1431))

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