ちらくら

精選版 日本国語大辞典 「ちらくら」の意味・読み・例文・類語

ちら‐くら

〘副〙
① 物が見えかくれするさま、また、物が細かくせわしなく動くさまを表わす語。ちらちら。
落語・松枝宿の子殺し(1890)〈三遊亭新朝〉「お前の姿が赤蜻蛉のやうに眼の前(さき)へ隠見(チラクラ)致し候程なれば」
めまいがするさまを表わす語。くらくら。
春泥(1928)〈久保田万太郎みぞれ「あ、いけないなと思ったときには此方の眼もいい加減ちらくらしてゐた」

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