だみ

精選版 日本国語大辞典 「だみ」の意味・読み・例文・類語

だみ

〘副助〙 未詳。ほど、ばかりの意か。一説に、以内うち
万葉(8C後)一七・四〇一一「近くあらば いま二日太未(ダミ) 遠くあらば 七日のをちは 過ぎめやも」
[補注]語源的には、動詞「たむ(回)」の名詞形から変化したものであろうといわれる。そこから、あたり・周辺の意を表わして、時間的には「ばかり」の意となるという。また、「をち」が遠方の意から、以上の意を表わすのと対称的に、「たみ」から以内・内の意が生ずるとも説かれる。

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