デジタル大辞泉
「たしだしに」の意味・読み・例文・類語
たしだし‐に
[副]《「たしに」の「たし」を重ねて強めた語》確実に。十分に。しっかりと。
「笹葉に打つや霰の―率寝てむ後は」〈記・下・歌謡〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
たしだし‐に
〘副〙 (「たしに」の「たし」を重ねて強めた語) 確かに。十分に。
※
古事記(712)下・歌謡「笹葉に 打つや霰
(あられ)の 多志陀志爾
(タシダシニ)」
[
補注]例は、霰
(あられ)の降る音にかけている特殊例かとも思われるが、「
名語記‐四」には「たしたし、たしやかなといへるたし如何。たしかのはじめをいへる歟」とある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報