そらにみつ(読み)ソラニミツ

デジタル大辞泉 「そらにみつ」の意味・読み・例文・類語

そら‐に‐みつ

[枕]大和やまと」にかかる。
「―大和を置きて」〈・二九〉
[補説]古来枕詞そらみつ」を「そらみつ」と用いたのは柿本人麻呂かきのもとのひとまろとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「そらにみつ」の意味・読み・例文・類語

そら‐に‐みつ

国名「大和(やまと)」にかかる。
万葉(8C後)一・二九「天爾満(そらニみつ) 大和をおきて 青丹よし 奈良山を越え」
[補注]挙例は、作者柿本人麻呂が、古来使われていた「大和」にかかる枕詞「そらみつ」を「そらにみつ」と五音に整音化し、さらに「空に満つ山」というところから「山(やま)」と同音を含む「大和」にかかると解釈したものといわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android