すぽり

精選版 日本国語大辞典 「すぽり」の意味・読み・例文・類語

すぽり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 物が容易に調子よく、または一気に、全部、抜けたり、はまったり、かぶさったり、はずれたりなどするさまを表わす語。
俳諧・ゆずり物(1695)「あれて狸のかへる龝風〈初雪朝月やすほりとぬける桶の底〈桃首〉」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「火鉢の縁に懸けた肘が外れて灰にすぽり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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