しっぱ(読み)シッパ

デジタル大辞泉 「しっぱ」の意味・読み・例文・類語

しっぱ

[副]よくしなうさま。
「―と保って放つ矢が」〈浄・百合若大臣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しっぱ」の意味・読み・例文・類語

しっぱ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① しなうさま、十分にたわむさまを表わす語。しっぱり。
※大淵代抄(1630頃)三「菊花秋露を含でしっはといた底た」
② 濡れ湿るさまを表わす語。じっとり。
浄瑠璃・公平末春いくさろん(1660)三「両方あせをしっはとかいて」

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