ごわす(読み)ゴワス

デジタル大辞泉 「ごわす」の意味・読み・例文・類語

ごわ・す

[動サ特活]
「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
「今の名人達が死ぬとあとつぎが―・せんから困って了う」〈魯庵社会百面相
補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…であります。…でございます。
「高いとこの眺めは…また格段で―・すな」〈梶井城のある町にて
[補説]活用は「ごわせ・ごわし・ごわす・ごわす・ごわせ・○」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごわす」の意味・読み・例文・類語

ごわ・す

〘自サ特活〙 (「ごわんす」の変化した語)
[一] 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉老作者「今の名人達が死ぬと継続者(あとつぎ)が在(ゴハ)せんから困って了う」
[二] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。
旧主人(1902)〈島崎藤村〉一「はい、お定と申しやす。実(まこと)に不調法者でごはして」

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