こだれる

精選版 日本国語大辞典 「こだれる」の意味・読み・例文・類語

こだ・れる

〘自ラ下一〙 こだ・る 〘自ラ下二〙
① 倒れかかる。しなだれる。また、媚びて人に寄りかかる。〔名語記(1275)〕
勢いがゆるむ。怠る。弱る。
※幸若・信太(室町末‐近世初)「何とて子共か軍は、こたれて今まてをそひそと、頻りに力をつけられて」
③ 泣く。泣きしおれる。もと、人形浄瑠璃社会の語ともいう。
歌舞伎韓人漢文手管始唐人殺し)(1789)四「ト抱付こだれる」
[補注]「折れこだる」「舞いこだる」「酔いこだる」などの複合語も見られ、徐々に低くしなだれたり、地に伏すような状態になったりすることをいう語とみられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android