げんちょ

精選版 日本国語大辞典 「げんちょ」の意味・読み・例文・類語

げん‐ちょ

〘名〙 (「ちょ」は銭の意の長吉(ちょうきち)の略)
① 現なま。現金。現銀寛政文化一七八九‐一八一八)頃、粋人の間に流行した語。
※大坂繁花風土記(1814)悪鬼めかして粋がる詞「げん銀を、げんちょ」
② 現金店(げんきんみせ)をいう。
洒落本・昇平楽(1800)「となり(ぼてふり)どんの鱗窓は現銀見世(ゲンチョ)のかし傘を当てたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android