けすらい

精選版 日本国語大辞典 「けすらい」の意味・読み・例文・類語

けすらい けすらひ

〘名〙 (動詞「けすらう」の連用形名詞化) それと感じられるような様子態度を見せること。よそおい。そぶり。けしらい。
無名抄(1211頃)「山と言はむとてあしひきといふは常の事なり。されど始めの五文字にては、させる興なし。腰の句により続けて詞の休めに置きたるは、いみじう哥の品(しな)も出で来、ふるまへるけすらひともなるなり」

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