精選版 日本国語大辞典 「ぎす」の意味・読み・例文・類語 ぎす [1] 〘形動〙 とげとげして無愛想なさま。きびしく親しみがたいさま。※続無名抄(1680)下「世話字尽〈略〉義子成人(ギスナヒト)」[2] 〘副〙 驚いて動揺するさまを表わす語。ぎく。※葉隠(1716頃)二「釈迦・孔子・天照大神の御出現にて御勧めにても、ぎすともする事なし」 ぎす 〘名〙 昆虫「きりぎりす(螽蟖)」の異名。《季・秋》※俳諧・続猿蓑(1698)上「けふのあつさはそよりともせぬ〈馬莧〉 砂を這ふ蕀の中の絡線(ギス)の声〈沾圃〉」 ぎす 〘名〙 魚「かながしら(金頭)」の異名。〔物類称呼(1775)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報