うながける(読み)ウナガケル

デジタル大辞泉 「うながける」の意味・読み・例文・類語

うな‐がけ・る

[動ラ四]互いに相手の首に手をかけ親しみ合う意という。
「―・りて今に至るまで鎮まりす」〈・上〉
[補説]連用形の例しかなくて活用は不明。一説に上二段活用とも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うながける」の意味・読み・例文・類語

うな‐がけ・る

〘自ラ四〙 語義未詳。
古事記(712)上「即ち、盃結(うきゆひ)為て、宇那賀気里(ウナガケリ)て今に至るまで鎮まり坐す」
万葉(8C後)一八・四一二五「携はり 宇奈我既里(ウナガケリ)居て 思ほしき ことも語らひ 慰むる 心はあらむを」
[補注]連用形の用法としての例しかない。通説では、「うな」は「うなじ」で、「うなかける」は、うなじに手をかける、またはかけあっていることと解されている。

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