うちふてる

精選版 日本国語大辞典 「うちふてる」の意味・読み・例文・類語

うち‐ふ・てる

〘自タ下一〙 (「うち」は接頭語) 不敵な心を強く起こす。ひどく不平を起こしてやけになる、意地をはる。
曾我物語(南北朝頃)七「ただ今はてずは、永劫をふる共、かなふまじければ、五郎うちふてて」
義経記(室町中か)七「さて十余人の人々、とてもかくてもとうちふてて、関屋をさしてぞおはしける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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