ハリギリ(針桐)(読み)ハリギリ(英語表記)Kalopanax pictus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハリギリ(針桐)」の意味・わかりやすい解説

ハリギリ(針桐)
ハリギリ
Kalopanax pictus

ウコギ科の落葉高木で,センノキまたはヤマギリともいう。日本各地の山地に生える。幹は直立し,高さ 25mに達する。木の肌に縦にあらい裂け目があり暗褐色をしている。枝は太く多数のとげがあり,5~9片に浅裂した掌状葉が枝先に集って互生する。初夏に,枝先に花軸を数本出し,散形花序をなして多数の黄緑色の小花をつける。材は下駄,家具材などに用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android