ゴーラクプル(英語表記)Gorakhpur

改訂新版 世界大百科事典 「ゴーラクプル」の意味・わかりやすい解説

ゴーラクプル
Gorakhpur

インド北部のウッタル・プラデーシュ州北東部,聖地ワーラーナシー(ベナレス)の北160kmに位置する道路鉄道交通の要衝都市。ラプティ川左岸に発達する同名県の県都。人口62万4570(2001)。1801年に東インド会社の支配下に入り,イギリス軍駐屯地とネパールグルカ兵募集本部とが設けられ,軍事都市として発達した。独立後は,インド軍グルカ師団本部が施設を引き継いだ。1970年代初頭には,日本政府援助の化学肥料工場も完成し,ガンジス川中流域北部平野の商工業中心都市として発展している。南郊に釈迦入滅の地クシナガラがある。
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百科事典マイペディア 「ゴーラクプル」の意味・わかりやすい解説

ゴーラクプル

インド北部,ウッタル・プラデーシュ州東部,ガンガー川の支流ラプティ川に臨む都市。鉄道の要地穀物サトウキビなどの取引が行われ,製糖工業がある。1400年ころ創設。英軍のグルカ兵駐屯地として発展。南郊に釈尊入滅の地クシナガラがある。69万5000人(2011)。

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