コギトエルゴスム

デジタル大辞泉 「コギトエルゴスム」の意味・読み・例文・類語

コギト‐エルゴ‐スム(〈ラテン〉cogito, ergo sum)

「我思う、ゆえに我あり」と訳される。すべての仮構的権威を排したあとで、絶対に疑いえない確実な真理として、考える我という主体存在を提起したもの。デカルト言葉

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精選版 日本国語大辞典 「コギトエルゴスム」の意味・読み・例文・類語

コギト‐エルゴ‐スム

(cogito, ergo sum) 「私は考える、ゆえに私は存在する」の意。デカルトが方法的懐疑の末に到達した根本原理。すべてを虚偽だと考えることはできても、そう考える自己の存在は疑いえないとし、この自我の明晰、判明な確実性をすべての知識の基とした。哲学的に近代合理主義出発点をなした命題とされている。我思う、故(ゆえ)に我在り。

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