whois(読み)ふーいず

日本大百科全書(ニッポニカ) 「whois」の意味・わかりやすい解説

whois
ふーいず

インターネットで使われているIPアドレスAS番号(ネットワーク識別番号)、ドメインネームの管理者などに関する情報を検索できるサービス。また、このサービスを実現するためのプロトコルや、サービスを利用する場合のコマンドをさす場合もある。

 1982年に、IETFが策定したRFC(インターネットで共有すべき技術的仕様などを記した文書)で仕様が決められ、サービスを開始した。日本では、1993年(平成5)から日本ネットワークインフォメーションセンターJPNIC:Japan Network Information Center)が情報提供サービスを行っている。2002年(平成14)に一部の業務を株式会社日本レジストリサービス(JPRS:Japan Registry Services Co., Ltd.)に移管したため、JPドメインネーム関連情報はJPRSが管理している。

 whoisは、技術的なトラブル発生時に解決の手だてとなる情報を提供する目的でスタートした。その後、登録情報の確認などインターネットをスムーズに運営するための情報として活用されている。

 使い方としては、JPRSやJPNICなどが提供するwhoisサービスのサイトにアクセスして検索する方法が一般的である。また、Linux(リナックス)などUNIX(ユニックス)系のOSオペレーティングシステム)には、コマンドプロンプトにwhoisコマンドを打ち込むことで検索できる機能がある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「whois」の解説

whois

任意のドメイン名登録者に関する情報を検索できるサービス。日本では、JPNICやJPRSといったレジストリが用意したwhoisサーバーにアクセスして情報を検索できる。

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