cookie(読み)くっきー

ASCII.jpデジタル用語辞典 「cookie」の解説

cookie

ユーザー情報やアクセス履歴などの情報をWebブラウザーWebサーバー間でやり取りするための仕組み。米ネットスケープ・コミュニケーションズによって開発され、各種Webブラウザーが対応している。ページへのアクセスが行なわれると、WebサーバーはSet-CookieというHTTP拡張ヘッダに適用するドメイン名、パス、有効期限などの内容を書いてブラウザーに送信する。ブラウザー側はそのヘッダの内容をローカルのハードディスクテキストファイルで保存しておき、次回そのサイトを訪れたときにはWebサーバー側にそのCookieを送信する。Cookieの内容はCGIJavaScriptで参照できるため、パラメータ(値)に応じてページを書き換えたり、送信するページを切り替えるといったことが可能だ。なお、Webブラウザー側では、サーバーからのCookieの送信を受け入れないように設定することもできる。

Cookie

WebサイトとWebブラウザーの間で、データをやり取りする仕組み。Webサイトを訪問した際に、WebサーバーがデータをWebブラウザーに送信する。Webブラウザーは、その内容をローカルのハードディスクにテキストファイル(Cookie)で保存しておき、次回そのサイトを訪れたときにはWebサーバーにそのCookieを送信する。Cookieの内容はCGIやJavaScriptで参照できるため、内容に応じてページを書き換えたり、送信するページを切り替えたりできる。Cookieを有効にするかどうかはWebブラウザーで選択できるが、ページの切り換えを制御する必要があるオンラインバンキングショッピングサイトでは、Cookieの使用が必須になることが多い。一方で、アクセス履歴などの個人情報が読み取られる懸念があり、定期的に消去するといった、自衛策が取られることもある。

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知恵蔵 「cookie」の解説

Cookie

ウェブページにアクセスしたユーザーの情報を一時的に保存し、再度アクセスした時に利用するための仕組み。自分パソコンの中に蓄積される。インターネット・ショッピングでの決済システムや、ニュース・サイトで好みのニュースを覚えておくためなどに使われており、現在のウェブでは必須の仕組み。一方で、どんなウェブを何回、どのくらいの時間アクセスしたのかといった、プライバシーに関わる情報でもあるため、悪用されることもある。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ホームページ制作用語集 「cookie」の解説

Cookie

Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組み、またそのファイルのことを指す。ユーザに関する情報や最後にサイトを訪れた日時、そのサイトの訪問回数などを記録しておくことができる。

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パソコンで困ったときに開く本 「cookie」の解説

Cookie

⇨クッキー

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

世界大百科事典(旧版)内のcookieの言及

【ビスケット】より

…副材料としては,砂糖,はちみつなどの糖類,バター,ショートニングなどの油脂,卵,乳製品,食塩,膨張剤(おもにベーキングパウダー),香料などのほか,チョコレート,ココア,乾燥果物,ナッツ類,ジャムなどを使うこともある。イギリスでビスケットと呼ばれるものの大部分が,アメリカではクッキーcookie,フランスではサブレsabléと呼ばれる。日本ではビスケット,クッキー,サブレなどの語が用いられているが,これらの間に明確な区別があるわけではなく,副材料の卵や乳製品の量が多く,より手作り的なものをクッキー,サブレと呼ぶことが多い。…

※「cookie」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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