出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
vancomycin resistant enterococcus(バンコマイシン耐性腸球菌)の略称.グラム陽性菌感染症を引き起こす黄色ぶどう球菌のように,ペニシリン,メチシリン(MRSA),バンコマイシンに対して順次,耐性を獲得した腸球菌をいう.1986年にヨーロッパで発見されて以来,欧米を中心に広がり,MRSAとともに重大な院内感染菌の一つとして問題となっている.がん治療や手術後などの免疫が低下した患者に感染すると,根本的な治療法がなく,敗血症や腹膜炎などにより感染症を起こして死に至ることがある.VREの広がりの原因として,医療現場でのバンコマイシンの過使用とともに,ニワトリやブタの肥育促進目的で飼料に添加されたバンコマイシン類似抗生物質アボパルシンの使用も指摘されている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
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