精選版 日本国語大辞典 「SR」の意味・読み・例文・類語
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社会革命党。социалисты‐революционеры/sotsialisty-revolyutsionerï(ロシア語)の略称。直訳すると「社会主義者・革命家党」であるが、日本では慣用的に社会革命党とよばれる。1901年末から02年初めにかけ、ナロードニキ系諸グループの連合によって生まれたロシアの政党。05年12月末~06年1月初め創立大会を開き綱領を定めた。連邦原理に基づく民主共和国、政治的自由、普通選挙権、全ロシア憲法会議招集、教会の国家からの分離、累進所得税、労働立法などを主張したが、とくに農業綱領の面で土地社会化を掲げた点が特徴である。闘争手段として個人的テロを重視した。指導者は、チェルノフ、アウクセンチェフНиколай Дмитриевич Авксентьев/Nikolay Dmitrievich Avksent'ev(1878―1943)、ゲルシニГригорий Андреевич Гершуни/Grigoriy Andreevich Gershuni(1870―1908)らで、機関紙は『革命ロシア』、雑誌『ロシア革命通報』。
1906年、人民社会党、マクシマリスト同盟が党から分裂した。17年の二月革命後、SRは、メンシェビキとともにソビエトで多数派を形成、臨時政府に農業大臣としてチェルノフを加え、戦争支持の立場をとった。十月革命後は、左派が分裂して左翼SR党を創立し、ソビエト政府に加わったが、まもなくドイツとのブレスト講和に反対して政府から脱退し、18年7月にはモスクワでドイツ大使館を爆破して反乱、最終的にソビエトに敵対し、反革命側に移った。十月革命時の「土地についての布告」は、SRが作成した土地についての農民要望書を踏まえたもので、18年「土地社会化法」として実現した。
[木村英亮]
『K・グーセフ著、高岡健次郎訳『左翼エスエル党の崩壊』(1978・白馬書房)』▽『加藤一郎編『ナロードの革命党史』(1975・鹿砦社)』▽『和田春樹著『農民革命の世界 エセーニンとマフノ』(1978・東京大学出版会)』
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
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