SAP運動(読み)サップうんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「SAP運動」の意味・わかりやすい解説

SAP運動
サップうんどう

1962年4月から宮崎県が農村青年たちに生きがいのある生産と生活の場を提供するために展開している県民運動。農業繁栄のための学習 Study for Agricultural Prosperityによって,農業近代化のにない手の養成と農村後継者の確保とを目的とするものである。運動は青年たちの主体的活動を中心にするもので,行政の役割はそれをあと押しするための環境整備にある。このために同県では県下 13普及所に青年技術館を設立し,農業大学校中核としてこれら青年技術館を結ぶ学習のシステム化を確立している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android