SA-10(読み)エスエーじゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「SA-10」の意味・わかりやすい解説

SA-10
エスエーじゅう

旧ソ連の新型 SAM (地対空ミサイル) 。西側のコード名はグランブル Grumble。ロシア名G-300。低空で侵入する航空機や巡航ミサイルを同時複数迎撃可能。 1980年頃から運用を開始。移動式の SA-10Bは,MAZ8輪トラックに4発を搭載するもので,90年5月の対独戦勝パレードに初めて姿を現した。艦載式は SA-N-6。主要目は,射程3~100km,速度マッハ6,全長 7m,直径 45cm,発射重量 1.5t,推進方式固体燃料,弾頭は破砕弾頭 90~150kgまたは 5kt核弾頭。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android