デジタル大辞泉
「PZT」の意味・読み・例文・類語
ピー‐ゼット‐ティー【PZT】[lead zirconate titanate]
ピー‐ゼット‐ティー【PZT】[piezoelectric transducer]
《piezoelectric transducer》⇒圧電素子
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
PZT
ピーゼットティー
チタン酸鉛 PbTiO3 とジルコン酸鉛 PbZrO3 の固溶体で,チタン・ジルコン酸鉛 Pb(Zr,Ti)O3 の略称。適当な金属酸化物粉末を粉末冶金的方法により成形,焼結して得られる。チタン酸バリウム磁器と同系統の強誘電性をもつ。圧力を加えるとそれに比例した電荷が現れる圧電効果や,電圧印加によりひずみを生じる圧電逆効果が大きい。圧力や振動のような機械量と電圧のような電気量の相互変換を行う圧電素子に利用される。電気エネルギーを機械エネルギーに変換する送波用振動子として,超音波用振動子,イヤホン,スピーカなど,逆変換の受波用振動子として,超音波受波器,マイクロホン,ピックアップなどに応用される。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報