OLE
Windowsのアプリケーション間の連携技術で、データの埋め込みとリンクを実現する。たとえば、この技術を利用すると、表計算ソフトで作成したグラフをワープロ・ソフトで作成した文書に貼り付けられる。これを埋め込みと呼ぶ。このとき、ワープロ・ソフトに貼り付けたグラフは、表計算ソフトの機能を呼び出して表示されるため、ワープロ・ソフトがグラフのデータ形式に対応している必要はない。また、表計算ソフトでデータを更新すると、ワープロ・ソフト上のグラフも自動的に更新される。これをリンクと呼ぶ。OLEでは、ほかのソフトウェアの機能を呼び出すソフトウェアをコンテナーと呼び、呼び出されるソフトウェアをサーバーと呼ぶ。サーバーのうち、単体では起動できず、ほかのソフトウェアから呼び出すことで機能するソフトウェアをOLEコントロールと呼ぶ。現在は、OLEの概念がActiveXに取り込まれており、OLEコントロールも、ActiveXコントロールと呼ばれるようになっている。
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デジタル大辞泉
「OLE」の意味・読み・例文・類語
オーレ【OLE】[object linking and embedding]
《object linking and embedding》コンピューターで、文書中に他のアプリケーションで作成した図表など(object)を埋め込むためのウインドウズの規格。複数のアプリケーションソフト間でデータ交換連携を実現できる。
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