L. デュギー(英語表記)Léon Duguit

20世紀西洋人名事典 「L. デュギー」の解説

L. デュギー
Léon Duguit


1859 - 1928
フランスの公法学者。
元・ボルドー大学教授。
リブルヌ生まれ。
カーン大学を経て、ボルドー大学法学部教授となり、憲法学を担当した。H.スペンサー、A.コントの社会学の影響を受けて、社会学的実証主義を法科学の方法論として提起した。社会現象を貫く社会連帯事実観察から新たな法理論として客観法または社会法の理論を提唱した。この準則統治者、被治者双方を規律するものとして、国家権力の制限を説き、国家の積極的義務、社会権の理論を展開した。著書に「国家/客観法・実定法」、「公法変遷論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android