G.B. グラッシ(英語表記)Giovanni Battista Grassi

20世紀西洋人名事典 「G.B. グラッシ」の解説

G.B. グラッシ
Giovanni Battista Grassi


1854.3.27 - 1925.5.4
イタリアの昆虫学者,寄生虫学者。
元・カタニア大学教授,元・ローマ大学教授。
ロベラスカ生まれ。
卒業後ドイツのハイデルベルク大学、ヴュルツブルグ大学で動物学、解剖学を研究。1883年カタニア大学動物学、比較解剖学教授を経、1895年ローマ大学比較解剖学教授となる。解剖学の分野では硬骨魚類脊椎発達を研究、一方昆虫学の分野ではシロアリの生態研究、特に寄生虫学では1898年ヒトのマラリア病原虫ハマダラカが媒介することを明らかにし、マラリア撲滅に献身、ローマ郊外の共同墓地への埋葬を希望。ローマで没。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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