Blu-ray(読み)ぶるーれい

ASCII.jpデジタル用語辞典 「Blu-ray」の解説

Blu-ray

波長405nmの青紫レーザーを読み取り/記録に用いる光ディスク規格一種。ディスクそのものを指す場合は、“Blu-rayディスク"(略称BD)と呼称する。現行DVDより波長の短いレーザー光を使うことで、微細な記録マークの読み取り/記録を可能にし、現行のDVDを大きく超える25GB(片面1層時)の記憶容量を実現する。松下電器産業(株)/ソニー(株)/オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス(Royal Philips Electronics)社/韓国サムソン電子(Samsung Electronics)社など13社が参加する“Blu-ray Disc Association"によって規格策定された。大容量の光ディスク規格として、一般に“次世代DVD"と称されることも多い。Blu-rayに使用するレーザーやレンズの仕様は、レーザー波長405nm(DVDは650nm)、レーザーを絞り込む比率“対物レンズ開口数"は0.85(同0.6)、記録部分のトラックピッチ(間隔)は0.32μm(同0.74μm)となっている。Blu-rayディスクの直径CDやDVDと同じ12cmで、厚さは1.2mm。ディスク表面から記録層までの厚さはわずかに0.1mm(同0.6mm)。1層タイプのディスクで記憶容量25GB、2層タイプでは50GBの容量を実現する。ファイルシステム規格には“UDF 2.5"を用いる。ディスクの種類としては、読み取り専用の“BD-ROM"、追記型記録ディスクの“BD-R(Recordable)"、書換型記録ディスクの“BD-RE(Rewritable)"の3種類が存在する。ハイビジョン映像記録用として、BD-REが最も早い時期に規格化され、2002年6月に“BD-RE Ver.1.0"として策定された。記録型ディスクの規格化と対応レコーダーの商品化(2003年)は早かったものの、映像ソフトに使用するための暗号処理の規格化が遅れたなどの影響で、映像ソフト向け規格“BDMV"に対応した映像ソフトや対応プレーヤーの発売が遅れている。

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パソコンで困ったときに開く本 「Blu-ray」の解説

Blu-ray

大容量光学ディスクの規格です。ディスクの大きさは、CDやDVDと同じ直径12センチです。ディスクの読み書き青色レーザーを使うことから、この名称が付きました。DVDよりも高画質、高音質のコンテンツを記録できるよう、1枚のディスクに、単層ディスクなら25GB、2層ディスクなら50GBのデータが記録できます。最新規格のBDXLでは、1枚のディスクに最大128GBものデータを記録できます。
⇨BD-R、BD-RE、BDXL、
DVD、片面2層

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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