ALSアイスバケツチャレンジ(読み)えーえるえすあいすばけつちゃれんじ(英語表記)ALS Ice Bucket Challenge

知恵蔵mini の解説

ALSアイスバケツチャレンジ

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者と患者団体を支援する募金イベント。2014年初頭にアメリカから始まり、ソーシャルメディアを介して、他の国を経て、14年8月中下旬頃から日本で急激に広まった。バケツに入った氷水を頭からかけている様子を撮影し、それをFacebookなどのソーシャルメディアで公開するか、100ドルをアメリカALS協会に寄付、あるいはその両方を行うかを選択する。更に次にチャレンジに参加してほしい人物を3人指名し、指名された人物は24時間以内にいずれかの方法を選択する。元々はアメリカALS協会へ寄付を行うイベントだったが、日本ALS協会への問い合わせや寄付も相次いでいる。Facebookのデータチームによると、14年6月1日から8月17日の間に、2800万人以上がFacebookで同チャレンジを話題にし、240万もの動画がFacebookで共有された。また、アメリカALS協会によると、7月29日から8月19日までの間に同協会には2290万ドル(約23.5億円)の寄付金が寄せられた(前年同時期の寄付金は190万ドル)。日本でも、歌手浜崎あゆみ、AKB48総合プロデューサーの秋元康実業家堀江貴文ソフトバンク孫正義iPS細胞ノーベル賞を受賞した山中伸弥、サッカー日本代表・香川真司など、各界著名人が参加している。

(2014-8-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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