89式小銃(読み)はちきゅうしきしょうじゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「89式小銃」の意味・わかりやすい解説

89式小銃
はちきゅうしきしょうじゅう

1989年に陸上自衛隊が制式化した新型国産小銃。北大西洋条約機構 NATO第2標準弾の 5.56mm弾を採用。軽量化と部品数削減がはかられ,単・連発の切替えが可能。固定銃床と,空挺・戦車隊員用の折り曲げ銃床の2型式があり,銃床には強化プラスチックも使われている。主要目は,口径 5.56mm,全長 920mm (固定銃床型) ・670mm (折り曲げ銃床型) ,重量 3.5kg,有効射程 300~400m,箱弾倉 30発・20発,最大発射速度毎分 850発。

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