7歳(読み)ななさい

世界大百科事典(旧版)内の7歳の言及

【子ども(子供)】より

…教育学者石川謙らの見解によれば,日本における児童の発見は中世仏教の興隆以降とされているし(《わが国における児童観の発達》1949),一方民俗学者らの知見は,古代以来の子どもに注がれた,愛育的まなざしを指摘している。しかししばしばその証として引用される〈7歳までは神のうち〉という俚諺も,逆に考えて,子どもがいまだ人間とみなされていないという側面を示すものととらえるなら,必ずしも愛育的まなざしの所在を証するとばかりは言えないであろう。また大宝令(701)中に,土地受給の対象を6歳以上と規定した条文があって,これを子どもが注目されていたことの証と解釈することもできるが,逆に,6歳以上はおとなと同様の労働力と扱われていたとも考えられて,今後の検討を必要としている。…

※「7歳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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