60日ルール(読み)ろくじゅうにちるーる

知恵蔵mini 「60日ルール」の解説

60日ルール

衆議院で可決され参議院に送られた法案が60日以内に議決されない場合、衆議院は参議院が法案を否決したものとみなすことができる規定のこと。「みなし否決」ともいう。衆議院の優越規定の一つであり、憲法59条4項に規定されている。このルールを適用できるのは同一会期中に限られる。60日ルールにより参議院で議決されなかったとみなされた法案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再可決されれば成立し法律となる。

(2015-6-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「60日ルール」の意味・わかりやすい解説

60日ルール
ろくじゅうにちるーる

みなし否決

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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