龍蛇(読み)りょうじゃ

精選版 日本国語大辞典 「龍蛇」の意味・読み・例文・類語

りょう‐じゃ【龍蛇】

正法眼蔵(1231‐53)画餠「これによりて竹声を聞著して大悟せんものは、龍蛇ともに画図なるべし」
太平記(14C後)一七「中黒の旗三十余流山下風に吹れて、龍蛇(レウジャ)の如くに翻り」 〔易経‐繋辞下〕

りゅう‐じゃ【龍蛇】

〘名〙 龍と蛇。また、そのようにうねり曲がるもののたとえ。りょうじゃ。りゅうだ。りょうだ。
読本椿説弓張月(1807‐11)続「鬣松(ごえうのまつ)(そら)をかすめて、龍蛇(リウジャ)の勢あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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