精選版 日本国語大辞典 「龍田山・立田山」の意味・読み・例文・類語
たつた‐やま【龍田山・立田山】
奈良県北西部、三郷町と大阪府との境にある山。信貴山に連なる。古来、大和国と河内国とを結ぶ交通路のうち最も利用度の高い道が、この山を越えていた。また、紅葉(もみじ)の名所としても聞こえ、大坂夏の陣の古戦場の一つでもある。
※万葉(8C後)一・八三「海(わた)の底沖つ白波立田山(たつたやま)いつか越えなむ妹があたり見む」
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