齧り散らす(読み)カジリチラス

デジタル大辞泉 「齧り散らす」の意味・読み・例文・類語

かじり‐ちら・す【×齧り散らす】

[動サ五(四)]
あちらこちらを少しずつかじる。「菓子を―・して残す」
あれこれと手をつけてはすぐやめる。「外国語をいくつも―・す」
[類語]かじるくわえるかじり付くかぶり付く丸かじり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「齧り散らす」の意味・読み・例文・類語

かじり‐ちら・す【齧散】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. あれこれとむやみにかじる。かじって散乱させる。
  3. 芸事学問などあれこれ少し手をつけてはすぐやめる。
    1. [初出の実例]「神免二刀流の三味線を、せうせうかぢりちらしまする様にござりまするが」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android