鼠花火(読み)ねずみはなび

精選版 日本国語大辞典 「鼠花火」の意味・読み・例文・類語

ねずみ‐はなび【鼠花火】

〘名〙 小さな花火一つ。短い葦(あし)の管に火薬をつめ、火をつけると鼠のように地上を走り回るもの。現在は、火薬をつめたこよりを輪としたものを用いる。鼠火。《季・夏‐秋》 〔和漢三才図会(1712)〕
虞美人草(1907)〈夏目漱石一六「糸公御前の返事は鼠花火(ネズミハナビ)の様にくるくる廻って居るよ」

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デジタル大辞泉 「鼠花火」の意味・読み・例文・類語

ねずみ‐はなび【×鼠花火】

小さな花火の一。火薬を詰めた細い紙の管を小さい輪にしたもの。火を付けるとネズミのように地面を走り回り、破裂する。ねずみ火。 夏》

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