黽勉(読み)びんべん

精選版 日本国語大辞典 「黽勉」の意味・読み・例文・類語

びん‐べん【黽勉・俛】

〘名〙 (形動) 励みつとめること。精を出すこと。また、そのさま。
※本朝文粋(1060頃)九・漢書竟宴詠史得蘇武詩序〈紀在昌〉「管轄在俛従事」
蘭東事始(1815)下「日夜怠らず学び、黽勉一かたならず」 〔詩経‐邶風・谷風

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デジタル大辞泉 「黽勉」の意味・読み・例文・類語

びん‐べん【×黽勉/××俛】

[名](スル)つとめはげむこと。精を出すこと。
「―よく努めて忽ち世の認むるところとなった」〈里見弴・今年竹〉

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普及版 字通 「黽勉」の読み・字形・画数・意味

【黽勉】びんべん

勉めはげむ。〔詩、風、谷風〕黽して心を同じうす 宜しく怒ることるべからず~(たが)ふこと(な)くんば 爾(なんぢ)と死を同じうせん

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