黒谷上人語燈録(読み)くろだにしょうにんごとうろく

精選版 日本国語大辞典 「黒谷上人語燈録」の意味・読み・例文・類語

くろだにしょうにんごとうろく ‥シャウニンゴトウロク【黒谷上人語燈録】

五巻鎌倉時代、文永年間(一二六四‐七五)、浄土宗鎮西派の了慧の編。法然源空上人(黒谷上人)の遺文および法語を集録したもの。漢語の部(漢語灯録)一〇巻。和語の部(和語灯録)五巻。なお、ほかに「拾遺黒谷語灯録」三巻(了慧編)があり、合わせて一八巻とみることもできる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒谷上人語燈録」の意味・わかりやすい解説

黒谷上人語燈録
くろだにしょうにんごとうろく

源空 (法然) の遺文や法語を集録した文献で,了恵道光の編纂になるもの。 18巻より成り,10巻より成る『漢語燈録』,5巻より成る『和語燈録』,それに『拾遺黒谷上人語燈録』3巻を加えたもの。そのうち源空の『大経釈』『観経釈』『小経釈』『選択本願念仏集』などが『漢語燈録』に収められ,『和語燈録』には『一枚起請文』,書簡類などを載せている。

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