黒米(読み)クロゴメ

デジタル大辞泉 「黒米」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ごめ【黒米】

精白してない米。玄米
種皮アントシアニンが含まれるため、黒紫色をなす米。紫黒米しこくまい紫米むらさきまい
[類語]玄米白米新米古米古古米うるち粳米もち糯米胚芽米精白米内地米外米早場米遅場米新穀米粒飯粒小米屑米

こく‐まい【黒米】

くろごめ」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黒米」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ごめ【黒米】

〘名〙 もみを脱穀したままの米。精白してない米。玄米。生米(きごめ)くろよね。
正倉院文書‐天平宝字六年(762)二月三日・造石山寺所食物用帳「三日下黒米参斛」
和英語林集成初版)(1867)「Kurogome クロゴメ 玄米」

こく‐まい【黒米】

〘名〙 籾(もみ)をとったままの、まだ精白していない米。玄米。くろごめ。〔庾肩吾‐奉和太子納凉梧下詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「黒米」の読み・字形・画数・意味

【黒米】こくべい

玄米。

字通「黒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の黒米の言及

【米】より

…朝廷や官に仕える人々の食事は米を主食とするようになっていることがわかる。諸史料によれば,米には黒米,白米,赤米などの名があり,これは搗白の程度によるものである。黒米は玄米で,白米は舂白(しようはく)米である。…

※「黒米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android